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2004.12.16

博士の愛した数式/小川洋子

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『博士の愛した数式』小川洋子(著)Amazon

あけぼの家政婦紹介組合から家政婦として「私」は、1992年の三月のある日、年老いた元大学教授の家に派遣された。彼は優秀な頭脳を持ちながらも、17年前の交通事故により80分間しか記憶を保てなくなっていた。毎朝初対面という状態の彼とのコミュニケーションは困難で、「私」はなかなかペースがつかめずにいたが、「私」の10歳になる息子との出会いをきっかけに、3人はあたたかい絆で結ばれていく。彼は「私」の息子を「ルート」と名づけ、「私」と「ルート」も彼を博士と呼ぶようになる。

本書の帯には

この本は全国書店が選んだいちばん!読んで欲しい本です。
第一回
本屋大賞受賞!

と書かれている。本屋さんにいちばん評価されたということだろう。あたたかくて繊細で、生きていることの素敵さが雰囲気よく表現されている。この本の楽しみ方としては、雰囲気に浸ってほんわかした気分になるということだろう。筆者は、情景や人物の心の様子を繊細に描写するのがうまいので、雰囲気は抜群だ。なにか重大な事件が起きたり、人が悟りを開いたりすごい出来事はなにもないけれど、読んだ後にはやさしい気持ちになれるだろう。
数字や数式を表現するときに、詩的な表現をおおく使っているのだが、それがちょっと想像しづらい。数字の美しさや数式の潔さは、感じがなんとなくわかるものもあれば、まったくつかめないものもある。もう少し深く書かれていたら、もっとこの物語に入り込めただろうなと思う。

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コメント

ども。COCO2です。そう言えば、この本を読んでいるときは、数学に詳しくなった気がしたのに、本当は理解していないせいで、いまではすっかり抜け落ちてます・・悲しい。お話はとても温かく残ってるんですが。
葉兎さんとは、いつもながら、読書傾向が似ている気がしてうれしいです。またお邪魔します。

投稿: coco2 | 2004.12.25 02:26 午前

coco2さん、こんばんは。
そうなんですよね。数学がネックでもあり魅力でもあるんですが。
ほんと読書傾向似てますよね~~!そういうひとっていそうでなかなかいないんですよね。

投稿: 葉兎 | 2004.12.26 08:49 午後

TBありがとうございます。
いいストーリーですよね。
映画化されるんですってね。
それによってより大勢の人にこの本が読まれるといいなぁって思います。

投稿: Roko | 2005.04.02 11:07 午前

Rokoさん、こんにちわ。
映画化ですか~。配役が難しそう。こういう雰囲気が売りの小説って監督だったり役者次第でがらっと変わっちゃうから、上手に映画化してほしいですよね。

投稿: 葉兎 | 2005.04.02 01:24 午後

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