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2009.06.05

夏の名残りの薔薇/恩田陸

夏の名残りの薔薇 (文春文庫) 夏の名残りの薔薇 (文春文庫)
恩田 陸

文藝春秋 2008-03-07
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【内容(「BOOK」データベースより)】

沢渡三姉妹が山奥のクラシック・ホテルで毎年秋に開催する、豪華なパーティ。
参加者は、姉妹の甥の嫁で美貌の桜子や、次女の娘で女優の瑞穂など、華やかだが何かと噂のある人物ばかり。
不穏な雰囲気のなか、関係者の変死事件が起きる。
これは真実なのか、それとも幻か?巻末に杉江松恋氏による評論とインタビューも収録。

『去年マリエンバートで』という、フランス・イタリア合作映画で、アラン・レネが監督した映画があるらしいのですが、
その引用文が、頻繁に登場します。それが独特の雰囲気を醸し出します。
登場人物それぞれの視点で、起こった出来事が再現されます。
しかし、その登場人物たちが体験したと思われる出来事はすべて微妙に違っていて、正しいのか正しくないのか、
夢だったのか現実か…被害者も違えば加害者も違う、不思議な物語です。
それぞれの場面が細かく描かれていて、全体的に矛盾がなく良かったと思います。
きれいで毒があって、でもありすぎないで心地よかったです。
ただ、最後がどうもしっくりこなかったというか…。
もう少し、膝を打つ展開で終わってくれたらとってもとっても良かったのですが。





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Ciel Bleu
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